韓国の記事にテギョンさんの記事が掲載されていましたので皆さんにご紹介します。

<スタッフ翻訳文>
『御史とジョイ(仮)』オク・テギョン「時代劇の演技は初めて…自分だけの演技で悩む」


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『御史とジョイ(仮)』オク・テギョンが最後のあいさつを伝えた。

オク・テギョンは28日、16話で幕を閉じたtvN月火ドラマ『御史とジョイ(仮)』で「ラ・イオン」のキャラクターの反転魅力を愉快さと重みを行き来するオーダーメイド演技で立体的に表現した。

『御史とジョイ(仮)』で初の時代劇演技に挑戦したオク・テギョンは前作『ヴィンチェンツォ』での<ヴィラン>チャン・ハンソクのキャラクターをインパクト強く描いたものと180度違う姿で「ラ・イオン」のキャラクターを通してロマンスからアクションまでジャンルを超えたキャラクター消化力を見せ、今後の俳優としての活躍にさらなる期待感を高めた。

オク・テギョンは事件の背景を追う御史イオンの刻々と変化する感情をきめ細かく描き出し、特別な存在感でドラマをリードした。鋭い目つきと涼しげな微笑み、カリスマ性溢れる<暗行御史>の姿を見せながら、一気に雰囲気を圧倒していっても、ジョイ(キム・ヘユン)の前では弱くなってしまう母胎ソロ(これまでずっと彼女がいない)イオンの2%足りない姿を見事に描き、視聴者に大きな楽しみを与えた。

<中略>

「ラ・イオン」役で特別な存在感を見せてくれたオク・テギョンは所属事務所51Kを通じて「初夏から真冬までの、なんと6ヶ月間『御史とジョイ(仮)』と一緒過ごした時間を忘れられなさそうだ。このドラマが僕にとって<ヒーリングドラマ>になったように、皆さんにもヒーリングできるドラマであって欲しいし、「ラ・イオン」として一緒に笑って泣くことができて光栄だった。『御史とジョイ(仮)』を愛してくださりありがたいですし、皆さんにすぐに良い姿でお会いしたい」と感謝の言葉を伝えた。


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以下オク・テギョンの一問一答

Q.初夏から冬まで、6ヶ月間一緒に過ごした『御史とジョイ(仮)』を終えた感想は?

初の台本リーディングから走ってきた6ヶ月間の長い旅が終わった。本当に蒸し暑い天気から手足がカチカチに凍る真冬まで、一緒に過ごした6ヶ月の時間を忘れることができないと思う。撮影をすべて終えた今は、気楽で心寂しいが、一緒にいたスタッフ、俳優の皆さんに頼りきっているせいか、撮影が終わった今が現実ではないかのようにぎこちない感じがする。『御史とジョイ(仮)』は僕にとってヒーリング出来るドラマで、それだけ忘れられないドラマになったと思う。これからこのような作品に出会えるだろうかと思うのですが、『御史とジョイ(仮)』を愛してくださったことに感謝し、次の作品でまた良い姿をお見せできるよう努力したい。

Q.「御史とジョイ(仮)」のどのような魅力を感じて出演を決心したのか、暗行御史の「ラ・イオン」のキャラクターを提案されて初めて感じたことは?

『御史とジョイ(仮)』の台本は最初から新鮮だった。ラ・イオンが与える魅力とジョイが与える魅力がとても確実に感じられ、読みながらドラマが伝えようとするストーリーに共感ができた。

『ヴィンチェンツォ』の撮影を終える段階で台本をいただいたのですが、悪役の演技をしながら少し疲れた心身に温もりが染み込むような気分だった。「ラ・イオン」として新しく見せられる部分が多いのではないかとワクワクしながら出演を決心した。

Q.長い時代劇ジャンルの演技は初めてだった。6ヶ月間「ラ・イオン」のキャラクターを演じながら、たくさん悩み、努力をしたと思いますが、準備過程と<時代劇の演技>をする上で特に気を遣った部分は?

現代の話し方と時代劇のトーンがあまりにも違い、時代劇の演技が初めてだったので、撮影が入る前には時代劇のトーンを掴むことが重要だった。なのでセリフが口癖になるほど練習をたくさんして、撮影を開始してからは「ラ・イオン」のキャラクターをどうすれば僕のやり方で表現できるかに重点を置いた。科挙に合格をするほど明晰な頭脳を持つが、世子陛下の死をきっかけに、マンネリに陥った「ラ・イオン」が暗行御史に抜擢された後、少しずつ変化しながら成長していく姿を観ていただいている方が共感できるようにすることが重要だと考えて、心に傷はあるが、純粋で明るい人物たちは他の作品でもたくさんいたので、「ラ・イオン」を通じて僕がどのような演技を見せられるかをたくさん悩んだ。

Q.マンネリに陥った公務員で<御史らしさ>を身につけていくイオンを演じながら、真剣さとコミカルを行き来する熱演を繰り広げた。カリスマ溢れる御史の立派な姿を見せても2%足りないまぬけな魅力を見せ、「ジョイ」とのドキドキするロマンスまで描き出し、演技的な醍醐味も感じたと思うが、「ラ・イオン」のキャラクター分析で重点を置いた部分は?

撮影しながら監督さん、そして俳優の皆さんと 一番討論をした部分がまさにこの部分だった。2%足りないという点が最も目立つポイントだが、観ている方には少し無理やりに見えたり、面白くないと見えたりするのではないかと、かなり心配していた。暗行御史に抜擢された後、事件を解決していく姿は真剣だが、ストーリーが与える力があり、没頭して見ることができる反面、「ラ・イオン」のまぬけな姿はどのようにエッジを生かすべきか、どこまでが「ラ・イオン」の2%なのかを毎回撮影のたびに悩んだ。実際に俳優たちと色々リハーサルをしてみて、お互いに意見を絶えず交わしながらシーンを作っていき、キャラクターの中心をよく掴んでくれた監督さんたちのおかげで、気楽に臨むことができた。

Q.撮影で一番記憶に残っている場面は?

『御史とジョイ(仮)』の全ての撮影が大変で、また撮影の過程で胸がいっぱいになった。そのうちの一場面を挙げるとすれば、第1-3部に出てくる開花骨の棺桶裁判シーンが記憶に残る。撮影地が順天の楽安邑城だったのですが、コロナで撮影スケジュールが変わり続け、最悪の暑さの中で撮影を進めることになった。38度、39度に迫る蒸し暑さの中、影一つない炎天下で撮ったため、スタッフの皆さんが本当に苦労し、俳優たちも長時間の撮影に苦労した。ところが後で放送を見た時は、僕たちを苦しめた蒸し暑さを画面からは感じられず、俳優の皆が一緒にいるグループトークでため息が絶えなかったことが記憶に残っている。

Q.俳優間のコンビネーションがひときわ際立った作品だった。SNSで俳優たちの和気あいあいとした雰囲気が感じられる写真が数多く公開されたが、撮影現場では俳優たちのチームワークはどうだったか?

俳優たちと本当に親しく過ごした現場だった。誰一人として角がある人はいなく、皆人柄が良くて、撮影現場の雰囲気が終始、和気あいあいとしていた。僕を含む数人の俳優は時代劇の演技が初めてだったので、そのせいかお互いにたくさん話を交わしながら頼りにしていたと思う。同年代の俳優も多かったですが、年齢に関係なく、お互いを尊重し、手助けする現場だったからこそ、最後までこのような良い空気が出来たのだと思う。毎回撮影現場でお互いの写真をたくさん撮っていましたが、自分が撮った写真を俳優の皆がいるグループトークでたくさん共有し、撮影がない時もお互いの安否を尋ねたりした。

Q.ドラマの中の「ラ・イオン」は階級差が明確な朝鮮社会で、結局自分が本当に望むものが何かを悟り、内面の成長を成し遂げた人物だと思われる。オク・テギョンにとって「ラ・イオン」の結末はどのように感じたか?

『御史とジョイ(仮)』は「ラ・イオン」が様々な事件を経て、結局自分に与えられ、属しているものを脱ぎ捨てて、本当に望むものが何かを悟って探していく成長ストーリーだと思う。そういう意味で、僕にとって「ラ・イオン」の結末は、勇気と希望のメッセージに感じた。

何百年前の朝鮮であれ、2021年の大韓民国であれ、僕たちは皆<社会>という大きな枠組みに属しているのではないか。昨日と今日と変わらないまま、人生を繰り返していると思うと、誰もが与えられた現実から抜け出したいという夢を見るようになると思う。そういう意味で全てを投げ出して、自分が望む幸せを探し、新しい人生を追うことができる「ラ・イオン」の決断力と勇気が自分自身にも力になる結末だった。

Q.オク・テギョンにとって「御史とジョイ(仮)」はどんな作品で記憶されるだろうか?

一緒にできて本当にありがたい、干ばつの中の恵みの雨のような作品として記憶されると思う。

Q.「ラ・イオン」にオク・テギョンが送る別れの挨拶、長い間一緒に過ごした「ラ・イオン」に一言言ってあげるとしたら?

本当の幸せが何であるかを悟ったラ・イオン!全国八道を歩き回ってお疲れ様、君が好きな料理をたくさん作ってジョイと幸せに暮らして!

Q.これから挑戦してみたいジャンルや役は?

最近になって、ノワールやアクションなどビジュアル的に強いジャンル物に挑戦してみたい思いができた。僕のまた違う魅力を引き出せる作品、やったことのない役なら何でもやってみたい気持ちになるほど全部いい。

Q.最後に「御史とジョイ(仮)」を最後まで見守り、愛してくださった視聴者に一言お願いします。

『御史とジョイ(仮)』を視聴してくださった視聴者の皆さん!本当にありがとうございました。このドラマが僕にとって<ヒーリングドラマ>になったように皆さんもヒーリングすることができるドラマだったら嬉しいですし、『御史とジョイ(仮)』の「ラ・イオン」として皆さんと一緒に笑って泣くことができて光栄でした。すぐに良い作品でご挨拶します。良いお年を、お幸せに!

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